だらだらダラス

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2015年 07月 13日

プール事故を防ぎました

プール事故を防ぎました_c0005318_252412.jpg
昨日、伺ったお宅のプールの写真です(我が家の息子達だけしか写っていないものを選びました)。
結論からして大事に至らなかったので良かったのですが、すごーくドキドキしたので忘れないうちに記事にしておきます。

ここのお宅のお嬢様の2歳のお誕生日パーティーでお呼ばれしまして、、、多分10家族30人ぐらい大勢いて、プールがあるので当然子供達はプールに入る予定でみんな水着を持って参加です。

暑かったので大人はクーラーが効いた室内で涼みながらワインやビールを飲んでいて、我が家は次男坊がまだ泳ぎがおぼつかないなぁと思ったので夫婦で交代で子供達(ついでによその家の子供達)を見張っていまして、、、主催者のお宅の親は4歳の男の子(ブーちゃんのクラスメート)と2歳の女の子(お誕生日の子)を7歳のお兄ちゃんに任せて、家の中のゲストのおもてなしに忙しそう。プールの中にはあと5人ほど4−8歳ぐらいの子供達(いずれも親の監視なし)がにぎやかに遊んでいました。

で、私は我が家の兄弟が「もうおしまい」とプールからあがったので一緒に家の中へ入り、親分はなんとなく外のパティオでまだビールを飲んでいたところ、プールサイドで遊んでいたはずの2歳のお嬢さんの異常、ライフベストを付けているのだけれどプールに入って頭が沈んでいるのに気づいたのだそう。
即(親分は洋服でしたが)、膝までプールにつかりながらベストを掴んで女の子を引き上げたのだそうですが、プールサイドに座ってから2歳児号泣。ここでやっと家の中に居た大人達(私も)が気づいてプールにでてきました。

親達は、「この子は普段お父さんと一緒じゃないとプールに入らないので安心していた」と言うのですが、パーティーで大勢の子供達がプールで騒いでいると(特に自宅だし)大胆になっちゃったのでしょうねぇ、大事にならなくてよかった。

お嬢様、しばらく泣いたあとは大丈夫なようだったし、主催者のご夫婦も何事もなかったようにパーティーも続行したのですが、我々夫婦はなんとなくアルコールを飲み続ける気分でもなく、お水飲んでいました。自分の子供だったら、と思うと膝が震えてしまって。


よく知られた事実ですが、全米でプールでの溺死は交通事故について2番目に多い子供の死亡理由です(2014年)。
どうやって溺れた人を救うか、というのはこの記事に詳しいのですが、重要だと思ったことを書き出しておきます:
○溺れている人は「助けて!」と叫ぶ余裕はない
○年間約750件起こる15歳以下の子供の溺死事故のうち、370件はは親ないし大人の7.6m以下の距離で起こり、しかもそのうちの10%の事故は溺れていると認識していないうちに大人の目前で起こる
○溺れだしてから水面下に沈むまで20秒から60秒ぐらいしか時間の余裕はない
○怪しいかなと思ったら「大丈夫?」と声をかける。返事がない場合は30秒ぐらいしか時間がない

家に戻ってから親分と話をするまで知らなかったのですが、他の親が二次溺水(Secondary Drowning)について注意する必要がある、と女の子の親達に言っていたそうです。
二次溺水、というのは、リンクした記事に説明があるとおり、
救助後一時的に回復したように見えても、後に呼吸不全をきたす場合もある(二次溺水)ので、少しでも吸入の可能性のある全ての溺水患者では原則として入院とし、少なくとも24時間は注意深く観察する必要がある。

ということで(私は二次溺水という言葉さえ今まで知りませんでしたが)、私がこの子の親なら一応お医者さんに連れていったかも。

家に戻って、私だったらお誕生日パーティーを続行するという気分ではなくなっていたと思う、、、と親分に言うと、彼は
「それは絶対、さらにプールの周りにフェンスを付けて2歳児が入れないようにする、親が監視しておくまたは絶対に信頼できる大人に子供を見るようにお願いする、そういうことが全然ない」
との返事でした。
彼はもっと早く助けるべきだったのではないか、と思ったり、逆に周りの人に過剰反応したと思われたのではないかと色々悩んだのだそう(親達の反応も私たちが思うのとは微妙に違ったというのもあり)。でも事故が起きてからでは遅いし、過剰反応なほどで正しい反応なのだと思う、と二人で納得しました。
ここのお家、割と仲がいい家族で子供達がプレイデートしたりする関係なので、今後もプール周りにフェンスがつかないようであれば、親抜きでプレイデートはまずムリだと思いました。ため息。

by darari | 2015-07-13 03:29 | ぼやき | Comments(2)
Commented by ぴよ@TX at 2015-07-13 06:24 x
何事もなくて良かったですね。
我が家もまさにお隣の家のプールで危機一髪の経験があります。ジャグジーの方の座る部分に5、6人立って遊んでいて、真ん中の深い所に落ちたのに、私も真横に居たのに、全然気付かず、他のママが気付いて直に引っ張り上げてくれました。ライフジャケットも着てたのに、なぜ全身沈んでしまったのか?

反対のお隣さんは、親戚がプール付きの家を購入し、「フェンスを付けないとね」と話していたら、引越当日にお子さんが溺れて亡くなったそうです。彼女もその経験から絶対に子供の側から離れません。

事故ってどんなに気を付けていても起こるんだなと実感したのですが、プールサイドに居ても携帯をいじってたり、あまり注意していない親も多いので、こちらがハラハラしますよね。
Commented by darari at 2015-07-14 01:34
ぴよさんも怖い体験をなさっているのですね〜。だいたいTXに住んでいる人は誰か知り合いが、プールで事故をしていますね。プールがもっと怖い見かけ(沼のようだったり溶岩のようだったり)をしていたらみんな注意すると思うのですが、あまりにも透明で無害ぽいのがいけないと思います!


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