親分の家には、足を踏み入れてはならない裏庭がついている。前の住人の犬の糞が地雷のように落ちているほか、屋根を張り替えた際の釘や、昔木があったのが抜けたままになった穴ぼこがあいていて、危ないからだ。そこへ到達するまでに、5年ものぐらいのローズマリーの巨木が5本ぐらいあり、裏庭には到達できない、という障壁もある。無理矢理そこを通ると、ローズマリー臭が家中に漂ってしまうのだ。
今日は、いい天気だったので朝からのこぎり/はさみを持って、親分は裏庭へ。まずは柊6本を切り倒し、そこに隠れていた数々の恐ろしいもの(ハチの巣、バスケットボール3こ、屋根の吹き替えた廃材・・・と釘)を除去した。その後、侵入禁止だった裏庭をつきすすみ、かなり昔に枯れたまま放置してあったらしいブドウのツタとその棚(朽ちた鉄製)を解体。最後に生い茂っているローズマリーを刈り取った。ついでに、バスケットゴールもなぎ倒す(アメリカの家って、男の子がいると必ずバスケットゴールがあるような気がする。裏通り軒並みシュートしながら遊べそう)。このすさまじい仕事ぶり、怒りパワーのなせる技としか思えません。子分としては、けがをしないように祈る限り・・・(ながら、犬の糞を拾い歩いていた)。
おかげさまで、庭、さっぱりしました。足を踏み入れられるようになりました。
夕方にはようやく作業を終えて、テレビでフットボール観戦モードにはいったので、メキシカン料理で労をねぎらうことにしました。
作ったもの:チキンケサデイーヤ、アボカドとトマトのサルサ、コーンスープ
やっぱり、テキサス人はこういうの好きなのねー。テキサスにいるのだから、この機会にTEX-MEXを覚えてみよう・・・。