日本の父母に会いたくなると(といってもFaceTimeでよく喋っているのだけど)、代わりに義父に会いに行きます。
まぁだいたい月2度ぐらい。
老人ホームに入っているので、お弁当を持って行きます。(和風の鶏カラとおにぎりとブロッコリーの日もあったり、サンドイッチの日もあったり、ケンタッキーフライドチキンが食べたいと言われるとそれを持って行ったり)。それで、お天気がよいと老人ホームの庭で食べます。
この日は、
In-N-Out Burgerで調達して行きました。
86歳のおじいちゃんにハンバーガー!と思うのは日本の感覚で、ハンバーガーはアメリカ人のソウルフードですから。
In-N-Outは裏メニューが有名ですが、大人は全部普通のチーズバーガー(X3)、子供は玉ねぎとレタス抜きのチーズバーガーです。
義父、アルツハイマーなので話したことが記憶に留まりません。
「仕事はどう?」と息子とその嫁を気遣って何度も聞いてくれます。
で、私は、「今はXXというところに勤めていてね、昔、義父もそこの会社の人と仕事したのですよね?」と返事をします。
そしたら、義父は昔のことは覚えていて、その時々によってバラエティーに富んだ話が聞けます。
「あぁそうだ、そこのプロジェクトの納品物がガレージにあった」とか
「そこの会社の人はいい人だ」とか
「昔はその会社は小さかったのに今は大きくなって云々」とか。
話が終わると、また最初から
「仕事はどう?」と聞いてくれるからです。
で、そのたびに違った話がでてくるのです。
おかげで会話が途絶えるとか気まずい沈黙がありません。
会話というのは聞かれたら応えるというキャッチボールでできているなぁと思うのは、義父が「仕事はどう?」と聞いてくれると仕事の話をなんどもしていて、「仕事はもういいからさあ、別の話しよう」とは返事しないものです、いくら相手が多分覚えていないだろうと思っても。
たまに、「朝鮮戦争のときはどうだった?」とこちらから変化球を投げてみたりしますが(義父はエアフォースの予備軍だったらしい)これも面白い話が出てきます。
義父はアルツハイマーなので聞き飽きないのだろうけど、私も昔話が楽しい年齢になってきたので昔の話を聞かせてもらえるのは飽きない(失礼かもしれないけれど)、違う話が出てくるとちょっと嬉しい。
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数日前の記事ですが日本のメディアランキング、今年は72位なんだそうです。(
日本語のランキング記事)
報道の自由度ということらしいですが。
去年のランキングより11ランキングが下がったらしい。
そうか、地震の記事でイマイチ様子がつかめないのは海外にいて温度感がつかめないからかなぁと思ったりしていたけれど、メデイアが悪いのだということにしておこう。
あは、暴言。