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2015年 07月 23日

2015 日本帰省記録その10:米国帰国

これで最後の日本帰省記録です(バンザイ)。

米国帰国のCBP (Customs and Border Protection、入国手続き)のことを書いてオシマイです。


DFWの入国手続きをグローバルエントリーのキオスクでするか、APCのキオスクで行うか、ちょっと迷いました。

我が家は4人ともグローバルエントリーなのですが、去年ぐらいからグローバルエントリーがなくても米国の入国手続き、自動化が進んでいて待ち時間が減っているのです。

APCとはautomated passport controlでGlobal Entry同様のキオスクで入国審査をするものです。

2015 日本帰省記録その10:米国帰国_c0005318_23581450.jpg

(CBPのサイトから写真を借りました)

日本パスポートはビサ免除なのでESTA登録をしていれば APCのキオスクが使えます。

DFW空港で導入されたのは去年のことですが、これが入ってから入国手続きの待ち時間が20−40%短縮したのだとか。米国入国する際の青いカスタムフォームを機内で記入する必要もなくなりました。


まぁグローバルエントリーでいいんじゃない(キオスク近いし)、と4人分手続きしたのですが、キオスクから出てくるスリップを持ってオフィサーのところへ持っていくと、次男坊の書類を見て、「これダメだから別窓口へ」と言われ、4人で別窓口へ向かいました、、、


その窓口は1つしかないので5分ほどまって、オフィサーに「こちらへ来るように言われました」とスリップを見せると、「顔写真が写っていないからダメなのだ」と。

次男坊の顔写真が写っているはずのスペース、何も写っていないのはやっぱり問題でしたかね、、、気がついていたのだけどやり直しできないしね、、、


ここで、親分が「でも次男は身長が108㎝なのでキオスクのカメラには低すぎて映らないのだけど」と文句を言ったところ、オフィサーは「それは親が抱きかかえてカメラに映るようにしなければいけない」と木で鼻をくくったような答え。はぁ、、、


Global Entryは一人$100(5年有効)払って有料サービスなのにこの対応、失礼すぎる!いつカメラのシャッターが落ちるかわからないキオスクの前で子供抱っこしろ?スツール置くとか考えないわけ?と親分はその場をでてからぶつぶつ文句を言っておりました。

私は「アメリカにお帰り!Welcome back to the US!」とニヤっと言ってあげました。苦情はこちらへ(笑)

この時点で結構時間を食ってしまったので確かにグローバルエントリーの意味なし。


まぁ日本だったらキオスクに踏み台がおいてあるでしょうね。または係員の人がそばについていて、「子供は抱っこして写真撮ってください〜」と言っているか。



で、この経験を踏まえて、自動化パスポート(APC)が導入されている空港で入国する場合(上のリンクをみると日本からの直行便が飛んでいる空港は全部)、Global Entryはいらないのではないかと思いました。我が家の場合グローバルエントリーはあと2年ほど有効なのですが、日本から帰ってくるためだけなら、これを更新する意味はあまりないかなぁと。さらに成田は米国入国のPreclearance(プリクリアランス)の交渉中なので、もう少しすると離陸前に事前入国審査ができるようになり、さらに楽になるでしょうし。

こんなにサービス悪いんじゃ、なおさら$100払う意味がないぞ〜。


入国以外にグローバルエントリーが有益なのは、TSA Preでして、こちらは空港のセキュリティーチェックを受ける際、優先レーンを使えるシステムです。TSA Preレーンはさらに靴を脱がなくていいという利点があります。

こっちは国内線・国際線関係ないので頻度という点からはTSA Preに認められているのはグローバルエントリーより優先度が高いです。

しかしこの対象者はtrusted travelerとしてTSAのシステムに記録がされていることで、グローバルエントリーに加入したら自動的についてきました。私の両親が渡航する場合でもパスポート情報を提出してあれば、航空チケットにTSA Preと印字されてでてくるので、我が家の場合、次は更新しなくてもいいのではないかと推察されます。


一方で日本の入国でいうと、日本はまだまだ紙ベースの申告が必要だなぁと思いました。

税関の携帯品・別送品申告書(これは入国する人全員)および出入国カード(日本パスポートじゃない人)を記入する必要があります。

今回の帰国の時点で長男は日本パスポートが切れていて次男のはまだ有効。

でもアメリカンの機内で出入国カードが残り一枚しかないと言われたので、ややこしいのですが長男は米国パスポートで入国、次男は日本パスポートで入国しました。

こうやって入国すると以前は日本の入国審査官に「お子さんも日本パスポート保持してください」と怒られたものですが、今回はなんにも言われなかったので良かったです。


まぁ日本も自動化を進めてはいます。私は「自動化ゲート登録手続き」を前回の出張の時に行ったのですが、子どもたちのパスポートは手続きするほうが面倒なので(といっても、10分ぐらいで手続きしてくれるのですが)、、、
成田の入国審査が子連れにとってありがたいのは、列の入り口にある案内の方が子供連れとみると、「特別室へどうぞ」「クルー用のレーンへどうぞ」とさくさくっと采配を振ってくださること。
子連れ=自動化ゲートより早いのです。

以上、米国入国時の「自動化でスムーズなはずなんだけど結局は人手を煩わして、しかもその人が不親切なのでイヤーな気分で帰国」という記録を持って楽しかった日本帰省記録、終了です。長らくお付き合いくださってありがとうございます。


by darari | 2015-07-23 02:12 | 旅行 | Comments(0)


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