Chipotle(日本語ではチポトレという方がチポレというより検索に引っかかってくるようですので、ここではチポトレ、でも発音はチポレ。コストコとコスコみたいなものかな)というのは全米のメキシカンチェーンレストランで、日本から帰ってくると食べたくなる味の一つ(あぁ、アメリカだなぁという味とボリューム)。
これ、私のブリトーボール、中身は米、ブラックビーン、ソフリタス(豆腐のようなもの)、ワカモレ、コーン、レタス。
大きいので食べきることはできません。
ソフリタスの変わりに、選べるお肉の種類はビーフ(Steak, Barbacoa)、ポーク (Carnitas)、チキンの選択肢がありますが、このチェーンは
1月から豚肉を販売停止していたのです。
で、今週
豚肉が一部戻って来たというニュースがあったので、行ってみたのですがダラス近郊はまだでした(上の張り紙、"Sorry No Canitas")。
ちぇっ。
チポトレ、もともとマクドナルドの子会社だったこともある(1998−2006年)のですが、新鮮でオーガニックにこだわった食材を使うことでジャンクフードから差別化できていてそれが良いのですが、Carnitasを販売していないので売上も落ちているそう。
そもそも、どうしてチポトレが豚肉を売るのをやめたかというと、米国の豚肉供給業者(多くの従来式に豚を育てている飼育者)は人道的に豚を育てないからなのだそうです。
○ 抗生物質の使用
○ 狭い小屋に押し込めて育てる
というのが要因のようです。
(Chipotle.com/carnitasより)。
その解決法として英国の養豚者で、人道的に豚を育てている業者が見つかったので、そこから輸入する、という発表をしたのが今週だったのですが、これが
全米の養豚業者を怒らせているとか。
けっこう熱いことになっていて面白いです。確かに、海外から輸入しなければいけないほど、アメリカの豚肉は非人道的に育てられているのか、というと気になります。
変だなと思ったので
世界の豚肉飼育量(wikiの2013のデータ)。
1.中国 - 49%
2.アメリカ-7%
3.ブラジル-4%
4.ドイツ - 3%
5.ベトナム - 3%
6.スペイン - 3%
7.ロシア - 2%
8.メキシコ -2%
9.フランス -1%
10.カナダ -1%
その他-27%
アメリカが世界2位の豚肉生産者だというのと、日本が10位に入っていないというのはすこしびっくり。日本って豚肉たくさん食べるイメージがありました。
英国も10位に入ってませんな、、、そうすると養豚業者協会の肩を持ってあげたくなっちゃうかも。
カルニタスが早く戻ってきてくれればいいのですが、今のところテキサスでチポトレの豚肉を食べたければ、エルパソへ行くしかないみたい(7月17日現在)。もしくはアリゾナかオクラホマなど近隣の州で豚肉を提供している州のようです
いや、そこまでして食べようと思わないけれど。